URLパラメータとは
URLパラメータとは、 サーバーに情報を送るためにURLに付け加える変数のことです。クエッションマーク (?) をURLの末尾に付けることで、「変数(パラメータ)=値」の形式でサーバーに送信するデータをURLに含めることができます。この場合のパラメータとは、プログラムの動作を決定するために指定する数値や文字列のことをいいます。
URLパラメータの種類
URLパラメータは主に2種類あり、用途によって使い分けます。
アクティブパラメータ
指定した値によってページのコンテンツ内容が変化するものを、アクティブパラメータといいます。
アクティブ パラメータは、ページのコンテンツを変えることができます。たとえば、
brand
、gender
、country
、sortorder
はアクティブ パラメータです。以下に、アクティブ パラメータによる一般的なコンテンツ変更を示します。
- 並べ替え(例:
sort=price_ascending
): コンテンツが表示される順番を変更します。- 絞り込み(例:
t-shirt_size=XS
): ページのコンテンツをフィルタリングします。- 特定(例:
store=women
): ページに表示されるコンテンツを特定します。- 翻訳(例:
lang=fr
): コンテンツの翻訳版を表示します。- ページ指定(例:
page=2
): 長いリストや記事の特定のページを表示します。なお、直接コンテンツページを指定することもできます。 出典 Google
パッシブパラメータ
一方、値を指定してもページのコンテンツ内容が変化しないものを、パッシブパラメータといいます。
パッシブ URL パラメータは、ユーザーに表示されるコンテンツには影響しません。多くの場合、アクセスやリファラーを追跡する目的で使用しますが、実際のページのコンテンツに影響することはありません。たとえば、次の URL はすべて同じコンテンツを指しています。
http://www.example.com/products/women/dresses?sessionid=12345
http://www.example.com/products/women/dresses?sessionid=34567
http://www.example.com/products/women/dresses?sessionid=34567&source=google.com
パッシブ パラメータには、
sessionid
、affiliateid
などがあります。 出典 Google
URLパラメータの意義
たとえばサイトへの集客方法として、Google AdwordsやYahoo!プロモーション広告、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア、メールマガジンなどを行っているとします。もしパラメータを用いずに、すべて同様に集計してしまえば、実際にどこからユーザーが来るのかという大事な情報がわからなくなります。それらを識別するため、それぞれ固有のパラメーターを付与し、計測を行うのです。
パラメーターをその分細かく区分すれば、より詳細な分析が可能になります。これがURLパラメータを設定する最大の意義です。