全国10拠点以上を持つ新潟県に本社を置く住宅メーカーの株式会社ステーツ。新商品である規格住宅「Tino」のデジタルマーケティング全般の支援いたしました。
制作したランディングページでは、運用をGoogleリスティング広告/ディスプレイ広告で行うことが前提だったので、制作から運用までPDCAを回すプロジェクト。
サイト公開後は広告運用からアクセスユーザーの検索クエリや平均セッション時間、直帰率などデータを抽出できるため、数値を元にUI/UXのカイゼンを実施。
どのセグメントに訴求することが効果的なのか仮説立て、FVを新たに「ターゲット訴求のコピー」と「価格訴求のコピー」の2パターンを作成。既存FVと新たに作成した2枚でA/Bテストを実施し、数値が高かった価格訴求のコピーにFVを変更したことによって直帰率30%低下、平均セッション時間約4倍上昇。
内部数値はカイゼンされたが、資料請求のCVRの変動がないためCTAに原因があるのではないかと仮説立てを行いました。
仮説として最もタップされているフローティングバナーに原因があると考えました。タップしてフォーム画面に遷移はされているが、コンバージョンに繋がっていないため離脱するユーザーが多く最後の一押しができていない状況でした。
CTAを従来のボタン型からバナー型へカイゼン。ビジュアル的訴求が強まったことで今まで不透明だった部分がクリーンになりコンバージョン障壁が低くなりました。変更後、コンバージョン数が公開当初から3倍に上昇。
運用開始から3ヶ月が経過いたしましたが、さらなるコンバージョン数増大に向けて今後もサポートさせていただきたいと思います。
企画の段階でコストと工数をかけてランディングページを制作するより、運用後のアクセスデータを元に検証・カイゼンを行うことで修正コストの低下とコンバージョン率の上昇が見込めます。
扱う商品、ターゲット、マーケットなど多種多様な条件の中で最初からクリティカルなランディングページを制作することは現実的ではなく、運用を行いながらカイゼンに力を当てることが一番の近道だと感じます。
- Direction
- Shirota Kyota